パソコン検定(P検)

パソコン検定とはICTプロフィシエンシー検定協会が運営する検定試験で、通称「P検」と呼ばれています。Ｐ検は 「公平」・「公正」・「中立」を基本のコンセプトとして掲げており、そのコンセプト通り一つのソフトウェアに偏らずに様々な分野から万遍なく問題が出題されています。

試験内容は、主にコンピューター知識や情報通信ネットワークについてなど、パソコン全般に関するものが多いです。特に近頃話題になっているパソコンのセキュリティ関連の問題は、非常に良く出題されます。

P検は独学でも取得可能ですが、大変広い範囲から問題が出題されるので勉強にはコツがいります。また、P検は受験する級によっても試験範囲が変わってくるので、各級に応じた勉強をすることが必要です。

例えば、P検４級から準２級までは試験科目にタイピングが含まれているので、速く正確に文字を打つ練習をしなければいけません。P検のタイピング試験は速さよりも正確さを重視する傾向があるので、速く打つことよりも正確に打つことを心がけましょう。
２級からはタイピングの代わりに総合実技が試験科目に含まれるので、データ収集能力を高めておくと良いです。

確実にP検に合格したいと思うなら、やはり独学ではなくパソコン教室に通って勉強する方が良いです。教室に通うことをお勧めする一番の理由は、試験当日に使うパソコンを使って実技の練習ができるという点です。P検は自宅で受験できないので、試験前までは完璧でも、試験当日になって自分のものではないパソコンを使うとわからなくなってしまうという危険が独学にはあります。

また独学と違い、パソコン教室での勉強は主にビデオ学習が中心となるので、飽きずに勉強が続けられます。問題を間違えても、どこをどう間違ったのか詳しく解説してくれるので理解が深まります。P検は数多くの学校で入試優遇資格や単位認定資格として採用されており、実績も将来性もある資格です。またパソコン全般の知識を身につけることができるので、学生だけではなく社会人にもぜひ取得して欲しい資格です。