日商PC検定

日商PC検定とは､日本商工会議所が､インターネット社会に対応できる人材育成や､IT関連の仕事に従事している方が､より実践的な知識や技能を取得する事を主体として､平成18年から日商PC検定試験がスタートしました。日商PC検定試験は､商工会議所はもちろん､教育機関･パソコン教室･職業訓練機関など､全国約1800ヶ所以上の試験会場で､検定試験を受ける事ができ､それらの機関からも高く評価･信頼されています。

主に､文書作成･データ活用･プレゼン資料作成の3分野で構成されていて､1級～Basic(基礎)の4等級が設けられています。 基本的に日商PC検定試験では､文書作成とデータ活用の2分野で試験を行ないます。

【文書作成】
･知識試験
下記の分野別問題2題のうち1題を選んで解答する方法です。
個別分野:2級･3級公式テキストから1題を解答。
共通分野:公式テキスト内の｢ネット社会のデジタル仕事術｣から1題を解答。
(1級･30分 2級･3級 15分)

･実技試験
ダウンロードされた問題文の指示に基づいて､数ページの企画書･提案書を作成します。
(1級･60分 2級･40分 3級･Basic 30分)

【データ活用】
･知識試験
文書作成における知識試験と同様に､公式テキスト内から1題を選んで解答します。
(1級･30分 2級･3級 15分)

･実技試験
データがダウンロードされるので､そのデータを集計･加工し､グラフ等を使用して分析。
その結果を数ページのレポート･提案書として作成します。
(1級･60分 2級･40分 3級･Basic 30分)

この日商PC検定試験においては､分かり易さと正確さが重要になってきます。 企画書･レポート･提案書の作成においても､問題文や課題の内容を的確に捉え､自分の言葉と表現力を用いて､相手に上手く説明する事がポイントです。また､日商PC検定は､基礎となるBasicで基本的なスキルを学んで､3級･2級･1級へと着実にスキルアップできるように設定されているのが特徴です。2級以上になると､就職や転職で有利になりますし､合格すればジョブ･カードと呼ばれる､職業能力証明書に記載する事ができます。